魁!!男塾
宮下あきらによる日本の漫画作品。
全国から行き場の無くなった不良少年達を集め、過激なスパルタ教育を施す男塾。
そこに籍を置く塾生達の根性や友情、死闘を描く物語。
初期は軍国主義テイストのギャグ漫画であったが、途中から上級生との決闘、ライバル学校との抗争、闇の世界で繰り広げられる格闘トーナメントなど、バトル中心の展開へとシフトして全34巻という長丁場の人気漫画となった。
登場人物のほとんどが中国拳法やインド・エジプトなどに伝わる様々な武術の達人とされ、物語中期には15人以上におよぶ主要人物に満遍なく見せ場が与えられている。
また闘いの舞台には様々な仕掛け、特殊な決闘方法を用いたものが大半であり、各々がトリッキーな秘技を駆使することにより、バリエーション豊かな死闘が繰り広げられた。
作者宮下は、人を死なせないことを意識して描いたと語っていて、死んだ(と思われていた)人物が「実は生きていた」と、再登場するパターンが多い。
これは自分が生み出したキャラクターをそう簡単に死なせたくないという愛情からだというが、あまりにやりすぎてしまったため、死亡している設定の登場人物を原稿に描いてしまい、担当編集者に指摘されたこともあるという。
本編中では死亡したままのキャラクターも、後継作品では復活している場合がある。
1988年2月25日から1988年11月14日にフジテレビ系列ローカルセールス枠にて『北斗の拳2』の後番組として放送された。
キャッチフレーズは主人公・桃の声で「観ねえ奴は、男じゃねえぜ!!」。
放映時間は、19時~19時30分。
1988年3月24日まで毎週木曜放送、1988年4月4日からは毎週月曜放送。
全34話。
アニメ化にあたっては、とりわけ原作の特色の一つだった軍国主義的な描写が変更になり、また危険な描写も緩和された。
アニメ独自の解釈を折り込んだが、大威震八連制覇編で放送は終了することになり、第31話にて第2戦途中~最終対決までの経過をダイジェストで進める強引な手法がとられた。
また次回予告は第28話まで桃が日々男を磨いている友人の失敗談を話したり、視聴者からのお便りを読みそれに桃たちが答えるという形式がとられている。
最終回は大威震八連制覇から1ヶ月後、男塾に戻る桃、富樫、虎丸、Jら一号生が桜吹雪の中を歩きながら入塾以来の一年を振り返る総集編となっている。
アニメ放送終了後、アニメ未放送の天挑五輪編が全2巻のオーディオドラマとして発売されている(オーディオテープ収録)。
ボイスキャストはTVシリーズと同じ。
魁!!男塾 TVアニメシリーズDVD-BOXが2008年1月25日に発売。
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