戦闘メカ ザブングル
1982年(昭和57年)2月6日~1983年(昭和58年)1月29日迄、名古屋テレビを制作局として、テレビ朝日系で毎週土曜17:30 ‐18:00(JST)に全50話が放送された、日本サンライズ(現・サンライズ)制作のロボットアニメである。
日本サンライズ創立10周年記念作品。
富野喜幸が名義を富野由悠季と改め、『伝説巨神イデオン』以来2年ぶりにTVアニメの監督としてこの時間枠に復帰した作品。
本作『戦闘メカ ザブングル』の後、『聖戦士ダンバイン』、『重戦機エルガイム』、『機動戦士Ζガンダム』、『機動戦士ガンダムΖΖ』まで1年もののTVアニメとして連続5作品を送り出すことになる。
前番組『最強ロボ ダイオージャ』が放送開始した1981年の春には、リアルロボット作品として『ガンダム』の評価が定まってきており、ガンプラなど関連商品が大ヒットを記録していた。
同年秋にはリアルロボット作品として同じサンライズ制作の高橋良輔監督による『太陽の牙ダグラム』のTV放送が始まり、このプラモデルの販売も好調だった。
ただし『ダイオージャ』の後番組にリアル路線では視聴者の抵抗が大きいと判断されたため、本作はリアルさにおいて『ガンダム』と『ダイオージャ』の中間的な作風となった。
富野が制作に加わってからはキャラクターデザインなどを除いて一新され、「“西部劇のような世界”に“ガソリンエンジンで動き、自動車のようなハンドル(ステアリングホイール)とアクセルペダルで操縦する巨大ロボットウォーカーマシン”が登場する、派手なロボットアクションを前面に出した作品」となった。
作品そのものは非常に明るいコメディタッチで描かれており、仇役であるティンプ・シャローンやキッド・ホーラといった敵役のキャラクターたちも何処か憎めないキャラクターとして描かれている。
本作は、単なるロボットアニメとは異なり、いくつもの新機軸と言えるアイディアを盛り込んでいた。
スポンサーのクローバーによると、2機のザブングルは合体する予定だったという。
番組後半はこの合体したザブングルの商品が投入される予定だったが、代わりに前述のギャリアが発売された。
タキコーポレーションよりテレビ版DVD-BOXが発売されている。
映画版のDVDはバンダイビジュアルから発売されている。
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