Gu-Guガンモ
細野不二彦による漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。
週刊少年サンデー(小学館)において、1982年19号から1985年16号まで連載された。
「空を飛べども鳥でなく、人語を解せど人でなく、しかしてその実体は…!?」とまるで多羅尾伴内のようなセリフとともに、捨てられた巨大な卵から現れた、ニワトリのような風貌をもつ、スニーカーを履いたニワトリモドキの生物。
佃家の母親に、長女つくね・長男半平太(あだ名:ハンペン)ときて、「ニワトリモドキ」→(おでんネタにかけて)「ガンモドキ」→「ガンモ」と名づけられ、そのままペットとして居候することに。
ガンモを中心として、男勝りな外人娘・リンダ・スカイラーク、最強で横暴だが心根は優しいガキ大将・西郷としみつ、その西郷とよく一緒につるんでいる秀才少年・藤田カシオ、半平太の憧れだが実はイジワルで身勝手なあゆみちゃん、そのペットのデジャブーなど、半平太の友人たちらがおりなすドタバタギャグ漫画。
ガンモの好物はコーヒー。
コーヒーの成分が人間にとってのアルコール摂取と同じく酔いを引き起こす。
酔っ払ったときはかなりの酒乱(コーヒー乱?)である。
また、とさかを触られると、全身の体の力がなくなってしまう。
ガンモが履いているスニーカーは、空を飛ぶときのバランスを保つためのちょうどよいウェイトをもつ特別製であり、一度スニーカーをなくしたときに普通のスニーカーを履いたことがあるのだが、ひっくりかえってしまい飛び立つことができなかった。
同じ細野不二彦原作である『さすがの猿飛』の放映終了後、同じ時間枠のフジテレビの毎週日曜日19:00 - 19:30に、1984年3月18日から1985年3月17日まで、全50話が放映された。
『燃えろアーサー 白馬の王子』以来4年ぶりの東映動画制作である。
劇場版の『GU-GUガンモ』が1985年3月、「東映まんがまつり」で公開。
上映時間:45分、配給:東映。
竹から生まれたガンモと桃から生まれた半平太が「桃太郎」になって、リンダ、西郷、カシオらが鬼の鬼ヶ島へ鬼退治に行こうとするも、突然あゆみやつくねがいる「竜宮城」に巻き込まれたり、一行が牛若丸や一寸法師になったり、「マッチ売りの少女」や「ジャックと豆の木」が出たり、しまいには宇宙戦争になったりと、和洋童話や宇宙SFがごちゃ混ぜになるというドタバタなストーリー。
GU-GU ガンモ DVD-BOXが2004年6月25日に発売。
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