テレビアニメって楽しいよね

1963年から始まったアニメを紹介いたします。 概要・あらすじ・主題歌・登場人物・声優 wikipediaからなのでネタバレの危険がありあます!

とんがり帽子のメモル


1984年3月3日から1985年3月3日まで、テレビ朝日系列で放送された朝日放送、東映動画(現: 東映アニメーション)製作のテレビアニメである。


全50話。


開始当初は土曜19時枠で放送されたが、1984年秋の番組改編で日曜8時30分枠に移動となった。


以後、テレビ朝日系列日曜8時30分枠は、朝日放送の制作による東映アニメーション枠として、現在まで定着している。


1985年3月16日には映画が公開され、1985年7月21日にはOVAも発売された。


土田勇、名倉靖博らがまるで絵本の中から飛び出したような舞台やキャラクターを産み出した。


作画監督には姫野美智や只野和子などが名を連ねる。


ストーリー自体もフランスとスイスの国境近い場所に不時着したリルル星人(姿形は10センチ前後の小人)と地球人の触れ合いを描いたオーソドックスでハートウォーミングなものになっており、大人へも郷愁を煽るものとなっている。


また基本的に、根っからの悪人は出てこない。シリーズ構成は雪室俊一、演出は主に佐藤順一が手がけた。


作品のメインターゲットは小学生以下の低年齢層であったが、中学生以上を対象とするアニメ雑誌でも複数回にわたって記事が掲載され、何度か表紙も飾った。


放映終了直後にはこの時間帯のテレビアニメとしては珍しく、歌を含まないサウンドトラックのLPレコードがリリースされた。


主演の渡辺菜生子は魅力あるメモルを演じた本作でブレイクした。


終了20周年を迎えた2005年からレコードの再発、原画集などが相次いでリリースされ、11月にはDVD-BOXが発売された。


この中には渡辺が約20年振りに吹きこんだメモルのコーションメッセージが収録された。


本作ではメモルとマリエルの友情が全編にわたって描かれている。


小さな体にあふれんばかりのエネルギーをみなぎらせて男の子たちと遊ぶメモルと、メモルの涙で死の淵から生還したというのに「別に助からなくてもよかったのに」とつぶやくマリエル。


しかし、マリエルはメモルと触れるうちに生きる希望を取り戻してゆく。


健康を取り戻したマリエルは山荘を去り、メモルとも別れる。


メモルはマリエルに会いたいという一心で、一人マリエルを追った。


マリエルも学校を退学になりながら(結局は取り消される)メモルに届くようにと懸命にピアノを弾く。


メモルはその音を頼りにマリエルの元にたどりつく。


メモルもまたマリエルを求めているということを明確に示すエピソードである。


メモルの友達のリルル星人は皆男の子で、マリエルのボーイフレンドだったオスカーは結局グレイスを選んでマリエルの元から去ってしまう。


シンシアはマリエルの数少ない味方になるが、マリエルは彼女には最後までメモルの正体を教えなかった。


このように二人の仲を疎遠にするような存在が描かれることはなかったという面もあるが、互いに求め合う二人の友情は揺るぎのないものであった。


オープニング曲の作詞は声優のTARAKO、エンディング曲「優しい友達」の作曲は小林亜星、ともに山野さと子が歌唱。


山野はこれ以外にもたびたび劇中で披露される「しあわせいくつ」や一話のエピソードのためだけに作られた「金の星ふります」など多くの曲を歌っているが、この二曲はアニメソングとしては珍しい3拍子である。


OVAが『とんがり帽子のメモル マリエルの宝石箱』のタイトルで、1985年7月21日にLD、VHSで発売されていた。


2005年11月10日にテレビアニメ版、映画、OVAが収録されたDVD-BOXが発売。


【とんがり帽子のメモル】の主題歌・あらすじ・登場人物・声優


【とんがり帽子のメモル】の無料動画比較!