テレビアニメって楽しいよね

1963年から始まったアニメを紹介いたします。 概要・あらすじ・主題歌・登場人物・声優 wikipediaからなのでネタバレの危険がありあます!

重戦機エルガイム


1984年2月4日から1985年2月23日まで、名古屋テレビを制作局として、テレビ朝日系列にて毎週土曜17:30 ‐18:00(JST)に全54話が放映された日本サンライズ(現サンライズ)制作のロボットアニメである。


後にOVAや、渡邊由自によるノベライゼーション、池原しげとによる漫画化作品(コミックボンボン連載)および、白石琴似による再構成漫画『UNDER THE SUNS』(一迅社刊)が刊行されている。


『聖戦士ダンバイン』の後番組として制作され、監督は引き続き富野由悠季が務めた。


若手スタッフを積極的に登用し、北爪宏幸や大森英敏といった制作当時の20代を中心としたスタッフ編成がなされた。


中でも、当時23歳だった新人デザイナーの永野護は、日本サンライズ制作のロボットアニメとしては初の、キャラクターデザインとメカニックデザインを同時に担当するという大抜擢を受けた。


しかし、「番組を若い連中の教育に利用している。それは作品作りではない。」などとする一部視聴者からの批判もあった。


物語の前半は主人公ダバ・マイロードの成長を軸にコメディタッチで展開されており、優柔不断なダバを2人のヒロインが取り合うというラブコメ的要素の強い演出がなされていた。


キャッチフレーズとして「天下を盗るなら妖精と笑え」という本作品世界のことわざを使い、サクセスストーリーであることを謳っていたのがこの頃である。


中盤にダバが滅亡したカモン王朝の末裔であることが明かされ、カモン王朝を滅ぼした悪の支配者を打倒するという貴種流離譚的な展開を経てダバたちは苦難と激闘の末に仇敵を倒すが、ダバ自身は新たな統治者となる道を選ばなかったうえ、人格が崩壊した義妹かつ許婚のクワサン・オリビーとともに生まれ故郷の惑星コアムで隠棲するという結末を迎えている。


一方、池原しげとによるコミカライズ版ではアニメ版でのラストを大胆に変更し、逆に新しい世界を作るために活動するリーダーとしてオリビーをはじめ、ギャブレー、アム、レッシィら4人の仲間と力を合わせていく、という完全なハッピーエンドとして描かれた。


これは「もう1つの『かくあるべき結末』」としてファンから絶賛され、今日もなお語り継がれているという。 敵側のポセイダル軍に対して主人公側は反乱軍という構図や、登場人物が使用する光の剣「セイバー」などに、洋画『スター・ウォーズ』との類似性が見られる。


永野は後年、同作品を好きな作品として挙げており、その衝撃が大きかったことを語っている。


本作品は同時間枠の前2作『戦闘メカ ザブングル』や『聖戦士ダンバイン』と同様に「主役メカ交代」のスタイルを踏襲しており、番組タイトルでもあるエルガイムが前半の主役メカ、中盤で登場するエルガイムMk-IIが後半の主役メカとなる。


本作品が放映される前より『機動戦士Ζガンダム』の企画が始動しており、富野は「『エルガイム』というのは『ガンダム』をやる前の半分は捨て駒だった」と述べている。


当初の予定の全50話から4話延長されている。


第49話で敵の本拠地へ突入するのは延長前の名残りで、本来はこのまま第50話で決着を付ける予定だった。


公式には永野護が担当したのはキャラクターデザイン及びメカニカルデザインのみだが、実質的な物語の世界観の構築も彼の手によるものとされる。


これはデザインを行うにあたりその文化的な背景を確立させる必要があったことから、永野が物語には表れないものを含め様々な設定を創作したためである。


ただ、後に永野が『ファイブスター物語』の劇中に組み込んだ「ファティマ」(有機演算コンピューターでもある人造人間)という重要なキー設定をエルガイムの世界観にも織り込もうとしたことに富野が猛反対したため実現には至らなかった。


永野は本作品の世界観を構築する際に年表や過去の歴史など膨大な裏設定を起こしており、角川書店から発行されたムック『重戦機エルガイム-2』やラポートから発行された書籍『重戦機エルガイム大辞典』などに独自のアイデアで再構成したストーリー『ファイブスター物語』を発表した。


ヘビーメタルとは、本作品に登場するロボット兵器の一部呼称である。 全長は約18メートル。


この名称は本編メカニックデザイナーの永野護が音楽ファンであることから、その音楽ジャンルである「ヘヴィメタル」と、アメリカ陸軍で重戦車の俗称として使用される「ヘビーメタル」もしくは「ヘビーアーマー」を掛けて命名されたといわれている。


「エルガイムスペシャル」は本編開始の一週間前に特番形式で放送されていた。


司会は島津冴子。


ゲストに富野由悠季、平松広和、本多知恵子、MIO。


OVA作品。


重戦機エルガイムI ペンタゴナ ウインドゥ+レディ ギャブレー(1986年11月5日発売)


重戦機エルガイムII フェアウェル マイ ラブリー+ペンタゴナ ドールズ(1987年1月10日発売)


重戦機エルガイムIII フルメタル・ソルジャー(1987年3月28日発売)


重戦機エルガイム DVD-BOXが2007年6月22日にリリース。


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