1980年1月9日から同年7月9日まで、フジテレビ系列で放送されたテレビアニメ。

放送枠は毎週水曜日19：00-19：30。

オフィス・アカデミー製作、全26話。 西崎義展・松本零士・藤川桂介・宮川泰・芦田豊雄という、『宇宙戦艦ヤマト』を手掛けた布陣で臨んだ作品。

監督には、当時タツノコプロを退社して間もなかった笹川ひろしを迎えた。

以前に西崎や藤川らが関与した『ワンサくん』と同じく「ミュージカルアニメ」として作られ、当時としては異例中の異例であるステレオ放送であった。

しかし系列局で音声多重放送が行われていた地域は少なく、また受信機もそれほど普及していなかった（Hi-Fiビデオは登場すらしておらず、ごくわずかにノーマル音声トラックでステレオ収録できる機種があった程度）ことから、本来のステレオ音声で聴けた視聴者はごく少なかった。

この作品のアニメ化は困難を極めた。

それは『青い鳥』の原作者・メーテルリンクとの関係である。

メーテルリンクは遺言で「私の作品は、日本とドイツでは上演してはならない」と言っていた。

そのため、遺族との放送に関する交渉は困難を極めたという。

本作の声優陣のほとんどは、『海のトリトン』『ワンサくん』『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』『宇宙空母ブルーノア』と同じく青二プロダクションの所属者が起用されている。

初期のOPは福原の歌うシーンのみだったが、徐々にアニメが挿入・合成されてゆき、実写パートは減少していった。

また、EDも日本の下町風景画と大須賀が弾き語りをする実写パートが使用されていたのだが、後に実写パートが無くなり、異国風景画に変更された。

【メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行】の主題歌・あらすじ・登場人物・声優

【メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行】の無料動画比較！

詳細なアニメ年表が見れます♪