ニルスのふしぎな旅
スウェーデンの女性作家セルマ・ラーゲルレーヴが執筆した児童文学。
14歳の少年ニルス・ホルガション少年がトムテ(妖精)によって小人にされて、ガチョウのモルテンやガンの群れと一緒にスウェーデン中を旅する。
この物語は、スウェーデンの国民学校教員協会の読本作成委員会がラーゲルレーヴに依頼したものである。
1980年に日本でテレビアニメが制作された。
1話29分で全52話。
当時の学習研究社が制作し、NHKで同年1月8日から1981年3月17日まで放送された。
アニメーション制作はスタジオぴえろ。
後にテレビ東京系列でも放送されたが同局は民放局という体質上、ほぼ30分を使い切る尺の本作にCMを入れるため、オープニングの一部やエンディングをカットした。
その後、NHK衛星第二放送やファミリー劇場で再放送された。
これらはエンディングがないテレビ東京版が放送された(1992年の衛星アニメ劇場での再放送ではエンディングや次回予告も含めて放送された。)。
2010年3月からキッズステーションで、2010年4月13日からTwellVで再放送された。
これらはオープニング・エンディング・次回予告がノーカットのNHKオリジナル版であった。
アイキャッチはセルアニメでなく人形の造形によるニルスとモルテンを映したものである(ハープのグリッサンドに合わせて照明が回転するが、人形は動かない。)。
NHKでの初回放送時に日立製作所がキャンペーンキャラクターとして使用している。
テレビ版DVD BOXが2002年に発売された。
劇場版のDVD、VHSも発売された。
1982年に劇場版(オリジナル長編版)が製作されたのだが、製作の学研の都合で劇場公開されなかった。
後にビデオソフト、DVD化された。
主題歌(Beautiful Melody)、挿入歌は劇場版オリジナルのものが使用された。
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