ムーの白鯨
日本テレビ系列で放送されたよみうりテレビ、東京ムービー制作のテレビアニメとなる。
全26話。
制作局のよみうりテレビでは1980年4月5日~同年9月27日迄、キー局の日本テレビでは制作局より1日早い、1980年4月4日から同年9月26日まで放送された。
東京ムービー初の原作なしオリジナルアニメとして位置づけられるSF作品。
ナレーターは安原義人が担当。
当初から海外での放映を意識して制作されたため、主人公たちの名前が「ケン」「ジョー」「シン」等、多くの国で通じ得る人物名になっている。
"MOBY DICK 5" のタイトルで海外へ売り込みが図られ、イタリアなどで放送されている。
他にも、"MU THE WHITE WHALE" や "THE WHITE WHALE OF MU" などのタイトルが使われることもある。
また、台湾、中国(台湾放送版に流用)におけるタイトルは『大白鯨』。
本作のスタッフは後に『六神合体ゴッドマーズ』を製作した。
「血を分けた双子が敵味方に引き裂かれ戦う」との『ゴッドマーズ』の基本設定は既に本作でも見られる。
また、第1話のメカ修正は亀垣一、本橋秀之ではなく金田伊功が担当している。
特に物語前半、アトランティスが失われたオリハルコンを探索する際に『オリハルコンがあるところ必ずその力をもって文明が生まれる』との論法から、古代遺跡が舞台になることが多かった。
なお、物語の舞台にはならなかったが、8話では探索目標の例としてマヤ文明の遺跡が登場している。
2003年9月25日、テーマ音楽集がANIMEX1200シリーズの一本としてCD化されている。
2004年7月28日、コロムビアミュージックエンタテインメントよりDVD-BOXが発売(カートンBOX入りDVD5枚組・解説書付き)。
2010年3月26日、デジタルウルトラプロジェクトよりスペシャルリマスター版DVD-BOXが発売(化粧BOX入りDVD7枚組・4C24Pブックレット付)。
新たに映像特典として、剣役の武岡淳一らキャスト・スタッフのインタビュー映像、最終話の「翔べ!愛の世界へ」初回放送時のオリジナルマスター版が収録されている。
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