宇宙伝説ユリシーズ31
日本の東京ムービー新社とフランスのDICの共同制作によるテレビアニメである。
古代ギリシアの英雄ユリシーズが活躍する叙事詩『オデュッセイア』を31世紀の世界に置き換えたSFアニメである。
1981年制作。
1話24分で全26話である。
1981年10月3日からFR3にて放送されていた。
フランスでは主題歌のレコード売り上げが、歴代56位となる115万枚を記録した。
また、ポピーの発売した玩具は、日本円にして5億円ほど売り上げた。
一流紙のフィガロで高い評価を受けた。
日本では1986年5月から7月にかけて、キングレコードからOVAの『ユリシーズ31』として発売された。
1988年2月6日から4月23日まで、名古屋テレビをキー局にテレビ朝日系列でこのOVAの1 - 12話が放送された。
その後、声優を変更し、1991年8月27日から10月2日までNHK衛星第2テレビジョンで全26話が放送された。
2007年にはカートゥーンネットワークでも放送された。
メカニックは、全体的に2001年宇宙の旅の影響を受けており、主人公の乗る宇宙船オデッセイ号は、フランスでの放送局であるFR3のロゴマークを模したものを河森正治がデザインした。
3機が合体するナベット号のデザインはポピーの村上克司によるものといわれている。
日本側スタッフの長浜忠夫は物語の内容を「英雄が敵をたたきのめすことによるカタルシス」と主張した。
フランス側は「知恵も勇気もあるが英雄ではない人間くさい主人公でスペースファンタジー」と主張した。
協議の結果、物語設定を「神話と科学が存在する世界」とし、「人間くさい科学者ユリシーズと仲間達が遭遇する冒険物」という路線で落ち着いた。
【宇宙伝説ユリシーズ31】の主題歌・あらすじ・登場人物・声優
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