珍豪ムチャ兵衛
週刊少年マガジンに連載されていた森田拳次の漫画作品、又はそれを原作として、日本で最後に放送された白黒テレビアニメである。
徳川家が平定して間もない江戸の、とある長屋に住む浪人ムチャ兵衛は、豊臣の末裔であるというボケ丸という男児を貧乏ながら育て上げ、豊臣家を復興させようとするというギャグ漫画。
元は豊臣家の中心だったが、豊臣家壊滅後は末裔のボケ丸を引き取り、いずれ豊臣家を復興とさせようとしている。
1971年2月15日から3月22日までTBS系で放送。
全26回(49話)。
1968年にモノクロで制作されたが、当時テレビが全面カラー化を控える中で「今さらモノクロ作品はどうか」とお蔵入りになったという。
だが3年後、殆どのテレビ番組がカラー化された中で突如日の目を見た。
今作を最後に、日本のテレビアニメは全てカラーへ移行した。
放送時間(日本時間)は、月~金の18時~18時30分。
2009年にCS放送の「ホームドラマチャンネル」で38年ぶりに再放送された。
OPとEDは、「東京ムービーアニメ主題歌大全集」(ビデオソフト、LD)と「トムス・エンタテインメントTV主題歌大全集」(DVD)に収録されているが、EDはノンクレジット版。
サブタイトルクレジット部は、拍子木の「カン!」という音がした後、江戸城をバックにしたムチャ兵衛が「珍豪、ムチャ兵衛!」と叫んで傘を開き、ボケ丸のナレーションで「『○○の巻』ぞよ。」と読み上げる。
2013年現在、オープニング、エンディングを除く映像のソフト化は一切行われていない。
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