いなかっぺ大将
川崎のぼるによる少年漫画作品。
1968年(昭和43年)ごろから数年間、小学館の学年別学習雑誌で連載、第14回(昭和43年度)小学館漫画賞受賞。
テレビアニメ化、映画化されており、イタリアなどでも放送されていた。
『巨人の星』(原作 - 梶原一騎)と並ぶ川崎のぼるの大ヒット作品のひとつである。
主題歌を「吉田よしみ」名義で天童よしみが歌っているということも知られる。
青森から上京して来た少年、大ちゃんこと風大左衛門は一流の柔道家を目指し、ニャンコ先生と共に修業に励むつもりが、いつもずっこけてばかりの日々を続けている。
1970年(昭和45年)10月4日から1972年(昭和47年)9月24日まで、フジテレビ系列で放送された。
全104回(全て2話構成のため、合計208話)。
前作『ハクション大魔王』同様、基本的には1話完結だが、第11回や第66回などの様にA・Bパートがリンクする回も有る。
また第92回~100回では、大ちゃんとニャンコ先生が夏休みを利用して東海道五十三次を旅し、キク子・西一らレギュラーが後を追うという連続形式だった。
フィルムは全て良好な状態で現存しており、近年は群馬テレビやサンテレビ、TOKYO MXなどの独立放送局や、ファミリー劇場での再放送が多い。
更に、フジテレビ系CSチャンネル・フジテレビTWOで、2014年夏から秋の期間、平日16時から2回(4話)連続で放送された。
かつては地上波でも、フジテレビ系列外局も含め、再放送が行われていた。
また、Yahoo!動画でも配信中。
2009年4月、DVD『いなかっぺ大将 ベストセレクション』が発売された。
タツノコプロが外部からの原作で制作した初めてのアニメである。
OPフィルムは大別して3バージョンあるが、そのうち第2バージョンは1971年の夏~秋に使われたもので、大ちゃんの「さあ、大ちゃん踊りだスよ!!」の掛け声から始まり、歌やニャンコ先生の合いの手(このバージョンのみ)とともに、全キャラが歌に合わせて踊るというものだった。
さらに、このバージョンは一部マイナーチェンジ(ラストの全キャラがシルエットから通常キャラになど)されている。
1971年には3回に渡って、「東宝チャンピオンまつり」でTVブローアップ版が公開されている。
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