狼少年ケン
1963年11月25日から1965年7月12日にわたってNETテレビ(現:テレビ朝日)系列で全86話が放映されていた東映動画(現:東映アニメーション)製作のテレビアニメである。
モノクロ。
同局初の国産アニメ放映作でもあり、また東映動画が初めて製作したテレビアニメ作品でもある。
アフリカのジャングルの中で狼に育てられた少年・ケンが、双子の子供狼・チッチとポッポや仲間たちと一緒にジャングルの平和を守る。
1963年元旦に放映を開始した虫プロダクションの『鉄腕アトム』により、日本に本格的なテレビアニメの時代が始まった。
3コマ撮りや止め絵・バンクシステムの多用などテレビ向けの省力化を徹底した『アトム』に対して、東映動画関係者の評価は当初低いものであったが、アトムが高い視聴率を獲得するとその存在は無視できなくなった。
東映動画内部でテレビアニメの検討が開始されると、若手の俊英アニメーターであった月岡貞夫は自らテレビアニメの企画を提出した。
これをベースに制作されたのが本作である 森永製菓がスポンサーで、まず「まんがココア」が発売された。
オマケとしてキャラクターシールが挿入された。
後に夏用として「まんがジュース」(粉末ジュース)が発売。
こちらの方にもシールが挿入された。
「まんがココア」はヒット商品となり、これを飲んで初めてココアの味を知った人も多かったという。
シールのキャラクターは圧倒的に狼一族が多く、人間は主人公のケン以外少ない。
その後、ケンキャラメルが発売された(味はバナナ)。
オマケとしてキャラクターの起き上がり小法師がついていた。
EDは2種類あり前期は止め絵、後期はケンや狼一族が走り回る動画だった。
また主題歌も、前期の方がテンポが早かった。
後期の方は後年の主題歌集ビデオ(東映ビデオ)には収録されておらず、意外に知られなかった。
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