佐武と市捕物控
石森章太郎(石ノ森章太郎)による日本の漫画、及び同作を原作としたテレビアニメ、テレビドラマ、小説。
江戸時代の江戸を舞台に下っ引きの佐武と、あんまを営む盲目の市が、コンビを組んで殺人事件の解決に挑む、ミステリーの連作短編集。
時代劇物、ミステリーものに分けられる。
本来は岡引の配下の下っ引きを主人公にしたことが特徴。
1966年に『週刊少年サンデー』で連載を開始した。
1968年に『月刊ビッグコミック』に連載の場所を移す。
キャラクターデザインは、しばらくの間は漫画的なデフォルメがされた『サンデー』版のものを踏襲していたが、後にリアルなデザインに変更された。
同年、毎日放送をキー局としてテレビアニメ化され、その後テレビドラマ化、小説化もなされた。
第13回(昭和42年度、1967年)小学館漫画賞受賞。
若い下っ引きの佐武と、居合斬りの達人の市が江戸の治安を守るために戦う。
NETテレビ系で、1968年10月3日から1969年9月24日まで放映。
制作は毎日放送(MBS) 。
モノクロ。
当初は成人層を視聴者とする狙いで、当時のアニメ番組としては異例の21:00~21:30枠で放映されたが、半年後には19:00~19:30枠に変更されている。
端々に実写映像を使用する実験的な演出も行われている。
MBS制作アニメとしては腸捻転解消前後を通じて唯一の東映動画との作品だった。
また、NET~テレビ朝日以外の制作によるANN系列の東映動画のテレビアニメは、本作品以後、『とんがり帽子のメモル』(腸捻転解消後の朝日放送〔ABC〕制作)まで途絶える事になる。
ローカルセールス枠であり、NETではハヤミズ(速水家具センター)、MBSでは大阪ガスの1社提供で放送された。
山下毅雄によるBGM幾つかは、後に放送された「ルパン三世」における石川五右衛門関連のシーン等に流用されている。
2005年7月27日に全話収録のDVD-BOXが発売。
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