ホワッツマイケル
小林まことによる日本の漫画。
または、それを原作としたOVA、テレビアニメ、テレビドラマ。
『モーニング』(講談社)で1984年から1989年にかけて連載され、単行本は8巻まで刊行された。
この作品の連載時期は『柔道部物語』と重なっており、作者の多忙などから、特に連載末期には休載が多くなっていた。
踊る猫・マイケルを主人公にした読切作品集。
先に連載されていた『マンガの描き方』に登場するマイケルに人気が出たため、編集長の要請でマイケルの話を独立させたのが本作である。
内容は大林家(アニメでは小林家)や今林家が飼うマイケルを描くものが多いが、同じ登場人物が別の設定で登場する短編ストーリーも多い。
回ごとに設定がまったく異なっており、マイケルの飼い主も設定ごとに異なっている。
またマイケルも常に飼い猫とは限らず、野良猫であったり、一切人間キャラクターが登場せず、マイケルら猫・犬が会社員だったり麻雀を打つ、野球をするなど擬人化されたストーリーも多い。
『猫本』収録のインタビューによると、「マイケルを主人公にしたコントを週1本作っているようなもの。
そのため、張り込みなどのコントの定番の設定が時々出てくる」とのこと。
猫の生態をギャグにしたことと、マイケルのキャラクター性が女性からの人気を呼び、小林にとっては『1・2の三四郎』に次ぐヒット作となった。
マイケルはNECのCDプレーヤーやJTBの旅行券積み立て「たびたび」などのイメージキャラクターに起用され、テレビCMにも登場した。
なお、マイケルという名前は、当時プロモーションビデオ『スリラー』が流行していたマイケル・ジャクソンから取られた。
1986年(昭和61年)度、第10回講談社漫画賞一般部門受賞。
1988年4月15日から1989年3月28日までテレビ東京系にて放映された。
講談社製作。
全45話。
連載当時、サンアロー社のぬいぐるみをはじめとする各種キャラクターグッズが販売された。
オリジナルビデオアニメが1985年11月25日に60分の第1巻が発売。
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