テレビアニメって楽しいよね

1963年から始まったアニメを紹介いたします。 概要・あらすじ・主題歌・登場人物・声優 wikipediaからなのでネタバレの危険がありあます!

赤い光弾ジリオン


1987年4月12日から同年12月13日にわたり日本テレビ系列で全31話が放送されていたタツノコプロ製作のSFアニメである。


第17話以降は、『赤い光弾ジリオン 激闘編』にタイトルが変更された。


『ジリオン』のネーミングは、「計り知れない数、膨大な無限に近い数字」という意味を持つ英語の“ZILLION”から転じて、「未知なるもの」という意味に由来する。


1980年代のアメリカでは安全にサバイバルゲームができる光線銃に注目が集まり、『フォトン』など光線銃のサバイバルゲーム施設が流行していた。


このような流れからセガ(当時:セガ・エンタープライゼス)が発売していた玩具『超高速光線銃ジリオン』の販促番組である。


セガの光線銃は『ジリオン』放映開始前から販売されていたが、パッケージ・商品名を番組の開始に合わせ変更している。


銃や胸に付ける受信センサーのデザインの他、連射が効かない・バッテリー寿命が短い等のストロボ式光線銃の弱点は、そのままアニメ作品中の演出にも生かされている。


セガにとっては、初のメディアミックス企画作品である。


作中ではセガのゲーム『ファンタジーゾーン』のキャラクターであるオパオパが登場する他、第30話では「SEGA」とロゴが入った『SDI』がモチーフと思しきゲーム機をJJがプレイするシーンもある。


アニメファンの支持も得て、『アニメージュ』主催のアニメグランプリのグランプリ部門では『聖闘士星矢』に次ぐ2位、サブタイトル部門で2位、男性キャラクター部門では主人公のJJが1位、ヒロインのアップルが3位と上位に食い込んでいる。


アニメ雑誌5誌による日本アニメ大賞ではファンからの投票で選ばれるファン大賞で、作品賞、男性キャラクター賞、女性キャラクター賞を独占した。


この人気で、CD、カセットテープ収録のボイスドラマ、OVAが発売された。


本作は、光線銃という小道具が主役メカであるため、白兵戦を売りとするSFアクションアニメとして企画された。


さらに青春グラフィティとしての味付けがなされた。 質の高い作画とデザイン、敵味方共に魅力的なキャラクターとその魅力を引き出す演出と脚本、それを支える透明感あふれる音楽、単純な勧善懲悪に終わらせないスピーディーなストーリー展開など、完成度の高さが評価されて1987年当時のアニメ賞を数多く受賞し、OVA化もされた。


主人公・JJ役の関俊彦、アップル役の水谷優子にとって本作は出世作となった。


ゲストキャラにもベテラン勢の玄田哲章、 青野武、 池田秀一やブレイク前の山寺宏一、神代智恵(現:神代知衣)、佐々木望などが参加している。


入江純が作り出す『ジリオン』の音楽は、視聴者と作品との一体感を作り上げる要素として多大な力を発揮した。


発売されたサウンドトラックCDは当初は2タイトルのみで、ファンからの支持を背景にバラエティに富んだ企画CDが次々に発売された。


2枚目の「WHITE NUTS」と4枚目の「お洒落倶楽部」にはパロディドラマが収録された。


特に「お洒落倶楽部」は、ほぼ全編がパロディである。


3枚目の「Let It Rock」はホワイトナッツのメンバーがバンドを結成したというイメージで製作された劇中BGMのボーカルバージョン、5枚目の「あぶないMUSIC」はアップルがパーソナリティを務める架空のDJ番組という企画である。


物語の主題は、圧倒的な戦闘能力で惑星を侵略してくる異星人に対して、特殊部隊の若者たちが死闘を繰り広げるという、シリアスな内容である。


「ホワイト・ナッツ」のJJとチャンプのコンビ漫才を始めとして随所に盛り込まれる「お笑い」の要素が緩和剤になっている。


本作は全31話というあまり例のない話数である。


これは途中で打ち切られたわけではなく、玩具タイアップのアニメとして当初から予定されていた話数である。


放映期間は3クール(37回)で、そのうち6回が傑作選と称する再放送である。


正味の話数もテレビアニメシリーズとしては少なく、都合によりカットされてしまったエピソードも多数存在する。


最終回もアップルがJJの頬にさりげなくキスをして終わるという草案があったが、そこまでの馴れ初めを描くには話数が足りずボツになった。


赤い光弾ジリオンDVD-BOXが2003年12月5日に発売。


【赤い光弾ジリオン】の主題歌・あらすじ・登場人物・声優


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