ドラゴンボール
鳥山明の同名の漫画『ドラゴンボール』を原作としたテレビアニメ。
世界中に散らばった7つの玉を全てを集めると、どんな願いでも1つだけ叶えられるという秘宝「ドラゴンボール」と、主人公「孫悟空(そんごくう)」を中心に展開する「冒険」「努力」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画である。
『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1984年51号~1995年25号に及ぶ約10年半にかけ連載。
『ドラゴンボール』連載中の1995年に『週刊少年ジャンプ』は販売部数653万部を記録。
本作の連載終了後は同誌の部数が急速に減少していくなど、連載作品の中でも特に影響は大きかった。
累計発行部数は完全版を含み国内で1億5721万部以上、完全版累計発行部数2000万部、全世界累計で2億3000万部。
1986年2月26日から1989年4月19日までフジテレビ系で放送された。
全153話で番組としては終了するが、ストーリーはそのまま後続番組『ドラゴンボールZ』に続く。
原作のうち、連載開始から第23回天下一武道会までの部分のアニメ化に当たる。
シリーズ初期は秘宝「ドラゴンボール」を集める冒険活劇だったが、徐々に挌闘路線へとシフトしていく。
基本的には原作漫画をそのまま踏襲しているが、一部アニメのみのオリジナルエピソードや設定もある。
これは、原作がまだ週刊連載中にアニメ化され、原作をそのままアニメにした場合、アニメ1話分には尺が足らず原作の連載にすぐに追いついてしまうことを防ぐため、アニメスタッフがオリジナルの話を入れて調節したためである。
これらのアニメのみのオリジナルエピソードに原作者の鳥山明は基本的に関わっていない。
後の『ドラゴンボールZ』と比較してアニメオリジナルの冒険ストーリーを多く描いており、第22回天下一武道会前の孫悟空の修行の旅、神様の下での修行などの他、第23回天下一武道会終了後には5話に渡って悟空とチチをメインとした冒険ストーリーが描かれている。
オープニングアニメーションは当初、悟空、ブルマ、ヤムチャ、ウーロン、プーアル、亀仙人、ウミガメが登場するものだったが、「ピッコロ大魔王編」が始まる第102話からは悟空が中心に描かれ、最初のタイトルの場面および悟空とあちこちに飛んでいくドラゴンボールの場面以外はすべて変更されている。
また、登場するキャラクターもクリリン、天津飯、餃子、ヤジロベー、シルエットであるがピッコロ大魔王が追加された。
ただし、それ以前にも102話以降のものが使用されたこともある。
エンディングアニメーションはブルマを中心に描かれており、アニメーションも4パターンが製作されている。
原作漫画の扉絵や、コミックスの表紙イラストをセル画に描き起こしたものをアレンジして使用した。
1度目(1話~21話)は孫悟空とその仲間たち、2度目(22話~101話)は悟空+クリリン、ランチが登場、3度目(102話~132話)は、天津飯、餃子、カリンやヤジロベーも追加された。
「第23回天下一武道会・マジュニア編」以降では悟空など主要キャラクターが成長したことに伴い、4度目(133~最終話)の変更では曲に合せて流れる映像の姿もそれに準じたものになる。
過去3回の窓越しに雨を見つめるシーンとは違い、ブルマが崖の上に座っているシーンからスタートした。
キン肉マン消しゴム時代の無色タイプのガチャポンフィギュア、ゲーム、カード関連は多数でている。
カードダスは1995年に20億枚を突破するなど関連商品も大きな売り上げを記録した。
2003年3月からDRAGON BOXの名で発売を開始したDVD-BOXは完全予約生産の高額商品にもかかわらず、DRAGON BALL Z DRAGON BOX vol.1は32000セット、DRAGON BALL Z DRAGON BOX vol.2は31500セット、DRAGON BALL DRAGON BOXは29500セット、DRAGON BALL GT DRAGON BOXは58500セット、DRAGON BALL 劇場版 DRAGON BOXは59800セットの発売数を記録。
また2005年11月から単巻DVDが発売開始され、DVDの国内出荷枚数は574.5万枚となった。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。