愛少女ポリアンナ物語
フジテレビ系の『ハウス世界名作劇場』枠で放映していたテレビアニメ。
放映期間は1986年1月5日~同年12月28日で全51話。
表題の『物語』には『ストーリー』というルビがふってあるため『愛少女ポリアンナストーリー』とも呼ばれる。
原作はエレナ・ホグマン・ポーターの『少女パレアナ』および『パレアナの青春』。
父を亡くして孤児となったパレアナ(ポリアンナ)が貧しさや不幸に負けずにがんばっていくという話。
第一部が『少女パレアナ』、第二部が『パレアナの青春』を原作としている。
但し、第二部は原作と年齢設定が異なるだけでなく、大幅に希望のある展開になっている。
どれだけ苦しい状況でも、牧師である父親の遺言の「よかった探し」をするポリアンナが印象的で、前年の『小公女セーラ』に続くヒット作となった。
この作品では『よかった探し』という言葉が創作され、視聴者の間で定着したが、この原作が出版された時も、主人公の名前であるPollyannaは「極めて前向きな楽観主義者」の意味として使われ、その後心理学分野での用語「ポリアンナ効果」「ポリアンナ症候群」が生まれた。
放映年の1986年では、プロ野球中継や特別番組等による休止がほとんどなかったこともあり、全51話という多い話数で終了した。
第1部は原作にほぼ忠実だったが、第2部後半からが半オリジナルになる。
主演が歌手の堀江美都子だが、主題歌を歌っていない当時としては珍しい作品である。
それに関して堀江は「声優として認めていただけたのかな」と発言している。
コロムビアから発売されたコロちゃんパックのカセットやCDには、堀江美都子によるカバー版が収録されている。
DVD(バンダイビジュアル):2000年(平成12年)8月25日~同年11月25日発売。
全12巻で3巻ずつ同時発売。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。