ハイスクール!奇面組
新沢基栄による日本の漫画作品。
また、それを原作にしたテレビアニメ作品。
新沢の漫画家デビュー作『3年奇面組』で中学生だった主人公の高校進学に伴い、『ハイスクール!奇面組』にタイトル変更したものが本作である(アニメ版では中学生編を含め『ハイスクール!奇面組』として制作された)。
集英社『週刊少年ジャンプ』にて、『3年奇面組』は1980年10月13日41号から1982年4月12日17号まで、『ハイスクール!奇面組』は『3年』が終了した翌週の1982年4月19日18号から1987年7月6日30号まで連載された。
架空の高校「一応高校」を舞台に、一堂零・冷越豪・出瀬潔・大間仁・物星大の5人で構成される名物集団「奇面組」と、河川唯・宇留千絵などの個性的なキャラクターたちが活躍する学園ドタバタギャグ・コメディ。
奇面組はその名のとおり変な顔の5人組であるが、「他人に笑われようとも自分の個性を堂々とさらけ出し、世の中を味付けする調味料になろう」をモットーに、日夜“変態”な珍事を繰り広げる。
本作における「変態」とは主に奇人・変人または異常な状態を指すものであり、転じて「人知を超越した存在」という位置づけになっている(手足が伸びる、壁を歩いて登る、突然動物に変身するなどの超人的な行動もこれに含まれる)。
主に奇面組の5人が、動きの激しいギャグシーンなどで通常の頭身(主に6頭身)から胴体を縮めた2頭身(デフォルメ)の姿に変わることが多々ある。
特に、奇面組リーダーの一堂零は2頭身になる頻度が高い。
1985年10月12日から1987年9月26日までフジテレビ系列でテレビアニメが放送された。
放送時間は土曜19:30 - 20:00。
後半、原作のストックが足りなくなると引き延ばしのある話が増え、アニメオリジナルのエピソードも登場した。
最高視聴率24.3%。
平均視聴率は全86回で19.2%をマーク。
これは、ジャンプアニメでは『Dr.スランプ アラレちゃん』・『マジンガーZ』シリーズ・『ドラゴンボール』に次ぐ記録である。
テーマソングのためのタイアップとして、当時の人気アイドルグループ「おニャン子クラブ」に所属していた高井麻巳子と岩井由紀子(ゆうゆ)の2人で結成された“うしろゆびさされ組”を抜擢。
秋元康&後藤次利のゴールデンコンビ提供の曲(一部を除く)ということもあり、次々とヒットを飛ばした。
1986年に、『東映まんがまつり』の一作として3部構成で公開された。
タイトルは通常と同じく『ハイスクール!奇面組』。
2001年にTVシリーズ全話収録のDVD-BOXが3部に分けて発売された。
『ハイスクール!奇面組 COMPLETE DVD-BOX』2007年12月21日に発売。
新たに発掘された映像も収録の「完全収録版」。
『ハイスクール!奇面組』のテレビゲームがセガ・マークIIIから1986年12月15日に発売。
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