うる星やつら
高橋留美子の漫画『うる星やつら』を原作として製作された一連のアニメ作品。
テレビシリーズは4年半という長期に亘って放送、劇場版も6本作られ、テレビシリーズ放送終了後はOVAシリーズも作られた。
関連商品化においても成功し、売上は100億円とされた。
テレビシリーズや劇場版およびOVA作品はビデオ・DVD化されている。
また、レコード化作品も多数あり、LPは7作がオリコンLPチャートで10位以内にランクインしている。
1981年10月14日から1986年3月19日までキティ・フィルム、フジテレビ製作(アニメ制作は前半スタジオぴえろ⇒後半107回130話目以降ディーン)でテレビアニメ化された。
全218話。
放送時間は水曜日19:30 - 20:00。
原作1巻から29巻までの内容がテレビアニメ化されている。
序盤は視聴率こそ20%前後と好調だったが、つねに半裸の少女が登場している、登場人物が下品なことを言うのを子供がマネをする、などの理由でフジテレビのワースト番組上位の常連で番組企画者はつねに会議室で謝らされていた。
最高視聴率は27.4%(第35/36回ひな祭りランちゃん登場/ランちゃんご招待)。
放送初期は15分2話形式だったが、原作に追いついてしまうため、第3クールより30分1話形式へとシフトした。
そのため「放送回数」と「話数」が異なっている。 このシフトのもうひとつの理由として押井のギャグセンスを盛り込んだ作品が15分の枠の中に納まりきれず中途半端や唐突な印象を与えたため、これを回避するための方策でもあった。
原作の人気に加えて先鋭的な演出や作画から、アニメファンからも注目されるようになった。
1987年5月にはキティレコードが予約限定発売で全話をレーザーディスク50枚に収録して33万円で発売。
予約のみで限定3000セットが完売、追加した3000セットも完売した。
これが後にDVD-BOXまで繋がるLD-BOXと呼ばれる商品形態の第1号であった。
LD-BOX発売前には『うる星やつら傑作集』というタイトルで高橋留美子自選傑作集がLD、VHDで発売されていた。
初代オープニング曲「ラムのラブソング」は初回から約2年間続いた。
『アニメージュ』誌主催の『第4回アニメ・グランプリ』音楽部門では、2位の「愛の金字塔」(『六神合体ゴッドマーズ』のエンディング曲)を1票差で抑えて1位を獲得しているほか、様々な歌手にカバーされている。
2曲目の「Dancing Star」以降は当時のテレビアニメとしては珍しく、主題歌を半年に1度という早い周期で変えている。
劇場版は、『うる星やつら オンリー・ユー』『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』『うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ』『うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー』『うる星やつら 完結篇』『うる星やつら いつだってマイ・ダーリン』 OVAは、『うる星やつら 了子の9月のお茶会』『うる星やつら アイム THE 終ちゃん』『うる星やつら 夢の仕掛人 因幡くん登場! ラムの未来はどうなるっちゃ!?』『うる星やつら 怒れシャーベット』『うる星やつら 渚のフィアンセ』『うる星やつら 電気仕掛けの御庭番』『うる星やつら 月に吠える』『うる星やつら ヤギさんとチーズ』『うる星やつら ハートをつかめ』『うる星やつら 乙女ばしかの恐怖』『うる星やつら 霊魂とデート』『うる星やつら ザ・障害物水泳大会』 テレビアニメLD-BOXが1987年5月に発売、50枚組み。
テレビアニメDVD-BOXが2000年12月8日に第1巻、2001年3月9日に第2巻がそれぞれ発売。
テレビアニメ化20周年を記念して単巻DVDが2001年8月24日 - 2002年8月23日に発売、全49巻。
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