フーセンのドラ太郎
1981年4月11日から同年8月1日まで毎週土曜日19:30~20:00の時間帯に於いてフジテレビ系列で放送されたテレビアニメ。
全13話。
山田洋次監督の松竹映画『男はつらいよ』のアニメ版という触れこみで、同作品のキャラクターをネコとネズミに置き換える形で放送された。
企画の順序としては、森やすじの描いたネコとネズミのキャラクターが先行して存在し、そのキャラクターを使ってアニメ化企画を進めていくうち、ネコの人物設定が『男はつらいよ』に登場する車寅次郎に似て来た。
そのため、山田洋次監督に相談して、『男はつらいよ』のアニメ版として認められたという。
主役のドラ太郎役の選考に当たっては、オーディションで最終選考に残った3人のベテラン声優の年齢が高いということで難航した末に、主題歌を歌うことになっていたなぎらけんいちに白羽の矢が立った。
『男はつらいよ』のアニメ化は同時期にテレビ朝日でも企画されていて、『週刊明星』1981年3月26日号で記事になるなど、注目を集めた。
しかし、視聴率は取れず、プロ野球中継で何回か休止された末、クール途中の第13話を以って打ち切られた。
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