Dr.スランプ アラレちゃん
漫画『Dr.スランプ』を原作とするテレビアニメ作品で、1981年(昭和56年)4月8日~1986年(昭和61年)2月19日迄、フジテレビ系列で水曜日19:00 - 19:30に放送されていた。
劇場化もされた。
テレビアニメ歴代視聴率第3位となる36.9%を記録した。
東海テレビでは関東・関西以上に視聴率が高く40%超を記録している。
アニメ終了後にも劇場版・スペシャルは制作され、放送(公開)している。
当時アニメ映画プロデューサーだった今田智憲が、「Dr.スランプ」のアニメ化を指示し、主な製作会社はもとより、在京キー局までもがアニメ化権利を巡って争奪戦を繰り広げたが、ジャンプ編集部と鳥山明はどちらかといえば乗り気ではなかった。
当時多くの出版社がそう考えていたように、読者がアニメを見て事足りてしまい、雑誌や単行本の売れ行きが落ちるのではないかと懸念したためである。
その様な状況の中、フジテレビは当時編成局長の職にあった日枝久が何度も集英社を訪ねて要請したというほどの熱烈なオファーを続け、その熱意に集英社側が応える形でアニメ化が許諾された。
このアニメの放映開始は、単行本の大幅な部数増、これに派生したキャラクター商品による版権収入など、集英社の想像をはるかに超える莫大な相乗効果を生み出した。
それは集英社そのものの業績にまで影響を及ぼすほどの規模であり、これ以後、集英社は自社作品のアニメ化に積極的になり、後続の諸作品についても次々とアニメ化をされてゆくこととなる。
ビデオリサーチの関東地区での調査で、平均視聴率22.7%。
1981年12月16日の回(第34話「地獄の使者チビルくん」)で、最高視聴率となる36.9%を記録した。
これはTVアニメとしては「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」に次ぐ歴代高視聴率第3位となる数値。
本作は女子中高生にも人気を博し、文房具関連の商品も絶好調で、ブームのピーク時の文具店では売上の50%以上を占めることも珍しくなかった。
アラレの「うほほーい! みんな面白かった?」で始まり、 次回のストーリーのアニメーションが流れ、アラレが次回のストーリーの解説をし、「絶対見てちょ! バーイチャ!」で締める。
劇場版が東映まんがまつり・東映アニメフェアで、以下のとおり公開されている。
Dr.スランプ アラレちゃん ハロー!不思議島(ワンダーアイランド)(1981年)
Dr.SLUMP “ほよよ!”宇宙大冒険(スペース・アドベンチャー)(1982年)
Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ!世界一周大レース(1983年)
Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ!ナナバ城の秘宝(1984年)
Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ!夢の都メカポリス(1985年)
Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ!ペンギン村はハレのち晴れ(1993年)
Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ!ペンギン村より愛をこめて(1993年)
Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ!!助けたサメに連れられて…(1994年)
Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ!!わくわくハートの夏休み(1994年)
Dr.SLUMP Dr.マシリト アバレちゃん(2007年)
2007年3月に前半を収録したDVD-BOXを発売。
9月にはTVシリーズ後半を収録したDVD-BOX『ほよよ編』の発売。
2008年10月から2009年1月まで、全20巻の単巻DVDを発売した。
同年には劇場作品全10作が収録されているDVDが発売された。
【Dr.スランプ アラレちゃん】の主題歌・あらすじ・登場人物・声優
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