遊星仮面
1966年(昭和41年)6月3日 - 1967年(昭和42年)2月21日にフジテレビ系で全39話で放映されていたTCJ(現・エイケン)製作のアニメ。
又楠高治(桑田次郎の弟子)の作画によって『少年ブック』で連載した漫画作品。
先行作品の「遊星少年パピイ」に比べ、画風や物語展開はやや重厚でシリアスドラマの趣きがある。
遊星仮面登場の場面はやや定型化しており、敵側が「誰だ!」と叫ぶと、「人呼んで遊星仮面」と答えるのが決めゼリフになっていた。
これは、「遊星仮面」の名が自称ではないためである。
放送第1話では、主としてピーターの生い立ちや戦争勃発で大混乱の地球の様子が描写され、長い物語の導入部の様子を示しているが、終盤になって、パニック状態の群集を見下ろす正体不明の仮面の人物が現われ、人々が誰言うとなく「遊星仮面だ!」と言い始めた事による。
遊星仮面自身は「正義の味方」と自称する。
遊星仮面の正体は、物語中では最終回まで誰も知らない事になっており、視聴者にも明かされなかったが、放送中にしばしばピーターと遊星仮面を関連付けるシーンやカットが出て来て、それとなくわかるようになっていた。
遊星仮面はオープンカー型の小型単座ロケット「ロケットライダー」で、宇宙のどんな遠い戦場にも駆けつける。
武器は「ウルトラシューター」で、手裏剣のように手で投げる物であるが、鋼鉄をも切り裂く威力がある。
当番組は、一般的には江崎グリコ一社提供とされている。
しかし当番組が開始して4ヵ月後、同じ江崎グリコ一社提供のアニメ『ロボタン』がフジテレビの火曜19:30に開始したため、グリコ提供のアニメ番組が半年の間重複していた。
2013年7月にTCエンタテインメントからDVD-BOXが発売された。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。