闘将ダイモス
テレビ朝日の土曜日18:00-18:30枠において、1978年(昭和53年)4月1日~1979年(昭和54年)1月27日にかけて全44話が放送されていたテレビ番組。
放送終了後の1979年3月17日には、東映まんがまつりの一本として、第24話が劇場公開されている。
本作は東映テレビ事業部が企画し、制作を日本サンライズに委託したアニメ番組である。
『超電磁ロボ コン・バトラーV』、『超電磁マシーン ボルテスV』に続く、「長浜ロマンロボット3部作」の第3作目に数えられている。
長浜忠夫監督によるロマンロボットシリーズの第3作であり、「友情」をテーマにした『超電磁ロボ コン・バトラーV』、「父子の愛」をテーマにした『超電磁マシーン ボルテスV』に続き、本作品では「男女の愛」がテーマとなった。
ロボットアニメに恋愛要素を持ち込み、また異星人側も侵略が目的ではなく、傷つけられた名誉の雪辱や国益を懸けての戦争という、よりドラマ性を重視した作品である。
本作では実写畑からきた鈴木武幸プロデューサーの発案で、アニメでありながら殺陣師を起用している。
本作のアクションシーンは殺陣師高橋一俊の動きを撮影したものをトレースして描かれている。
鈴木によると「実写のアクションによる面白さを加味できた」としている。
本作の広告代理店は東映エージエンシーが担当しており、提供スポンサーはポピー(現・バンダイ)が主力を務めていた。
長い間映像商品化がなされず、レンタルビデオも存在していなかったためスカイパーフェクTV!の放送以外では視聴が困難な作品だったが、2007年にDVD-BOXが発売された。
ダイモスとは、竜崎博士と和泉博士が設計した、惑星開発用巨大トレーラー・トランザーが変形するスーパーロボット。
動力源はダイモライト、装甲材質はダイモニウム。
ダイモニウムは惑星探査の結果持ち帰られた人類にとっては未知の新エネルギー源である。
操縦者は、博士の息子・竜崎一矢。
もともと一矢専用に開発されたようで脳波が登録されており、一矢の空手を活かして操縦者の筋電流を増幅することで操縦者の動きをそのままトレースするように作られている。
長浜ロマンロボシリーズで唯一、菊池俊輔がBGMおよび主題歌・挿入歌の作曲を担当した。
ちなみに、EDや挿入歌をかおりくみことデュエットした大倉正丈はこおろぎ'73のメンバーである。
本作が終了後の1979年3月17日封切りの「東映まんがまつり」で、第24話のブローアップ版が公開された。
「まんがまつり」でのロボットアニメは、1978年3月18日公開の『惑星ロボ ダンガードA 宇宙大海戦』(東映動画作品)以来、「長浜ロマンロボ」作品では1977年3月公開の『超電磁ロボ コン・バトラーV』以来だが、本作が事実上最後となった。
同時上映は、『龍の子太郎』・『SF西遊記スタージンガー』・『キャプテン・フューチャー』・『ピンク・レディーの夏休み』の計4本。
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