家なき子
東京ムービー新社制作のテレビアニメ。
放送は日本テレビ系列で1977年10月2日~1978年10月1日迄で、全51話。
キー局の放送枠は毎週日曜日の18時30分から19時00分まで。
原作はエクトール・アンリ・マロの「家なき子」。
日本テレビ開局25周年記念作品として制作され、「立体アニメーション」として立体映像「ステレオクローム方式」で制作された。
それ以前の立体映像では特殊なメガネをかけないと映像が不鮮明だったのだが、この方式はメガネがなくても普通に視聴することができ、メガネがあればより立体感のある映像になる。
視神経の伝達誤差を利用したもので、立体感の感じ方には個人差がある。
この立体映像は、背景が常に動いていなければ効果が得られないため、その背景として異様なほど大量に流れる雲がそのほとんどを占めた。
商業的にはもちろん「立体メガネ」がメインアイテムである。
日本テレビによると最低50万個の販売を見込んでいたようである。
このため1本当たりの制作費は「ゴールデンタイムの一時間番組」に相当した。
2013年10月からアニマックスにてデジタルリマスター版が放送されている。
Bパートとエンディング主題歌の間に30秒の予告編が入る。
ナレーションは菅谷政子がレミとして行なっており、レミが一人称で視聴者に話し掛ける形式が取られている。
テレビシリーズを再編集して1980年3月15日に東宝系にて劇場版が公開。
声の出演は主要キャラクターの大半はテレビシリーズと同じだが、主要キャラの一部と周辺キャラの大半は声優が変更されている。
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