UFO戦士ダイアポロン
エイケンが制作したロボットアニメのタイトル及び主役ロボットの名称である。
1976年(昭和51年)4月6日~同年9月28日迄TBS系で毎週火曜19:00 - 19:30 (JST) に放送された。
全26話。
『鉄人28号』以来13年ぶりのエイケン制作のロボットアニメ作品である。
原作としてクレジットされている雁屋哲の『銀河戦士アポロン』(少年画報社『週刊少年キング』に連載)は、UFOやエナルジーハートなどを扱っており、終盤に主人公がエナルジーの力を使って巨大化するシーンがあるものの、巨大ロボットは登場しない。
日本のロボットアニメで初めて、複数の人型ロボットが合体して1体の巨大ロボットとなる設定を導入。
さらに、主人公が巨大ロボット体内に取り込まれた後、ロボットを鎧のように見立てその内部にぴったりはまるように「巨大化」(または融合・一体化)する、原理不明の合体ならぬ「合身」をすることを特徴とし、その合体方法はダイアポロンを「操縦する」というよりはダイアポロンに「変身する」という言い方が正しいと言える。
さらにその合体過程をテロップで表現するとの演出が取り入れられた。
「合身」後のダイアポロンのデザインはアメリカンフットボール選手の容姿をモチーフにしており、顔面のフェイスガード、肩から胸にかけてのプロテクター、武器がラグビー・アメフトのボールだった。
また、UFO少年団のコスチュームもアメフトをモチーフにしたものである。
番組後期から合身シーンに特撮番組『ウルトラセブン』の変身シーンの効果音が流用されている他、敵のメカ獣の鳴き声も特撮映画や特撮番組の怪獣の鳴き声が流用されている。
関連玩具の売れ行きが好調だったことから、メインスポンサーのブルマァクは放送延長を希望。
しかし、TBSとの折り合いが付かず、半年で終了した。
直後に制作局を東京12チャンネルに移して、1作目のフィルムをベースに敵側の設定・キャラクターと敵ロボットを変更し、新作カットを加えた『UFO戦士ダイアポロンII アクションシリーズ』が放送された。
しかし、シリーズ後半は単なる再放送と変わらないエピソードもあり、また、番組そのものも予定より一ヵ月早く終了した。
ダイアポロンは、頭頂高120m、重量35,000t。
3体のアポロンロボットが合体し誕生する巨大ロボットで、太陽光線(光エネルギー)をエネルギー源とする超動力発生装置エナルジーハートで駆動する。
当初このオープニング曲は声楽出身の別の人物が歌うことが決まっており、レコーディングも行われたが作品のイメージに合わないという結論に達し、子門真人が歌うこととなった。
企画段階でも子門の名前が挙がっていたがスケジュールの都合から一度断念されていた。
この時期のロボットアニメでは珍しく、上記の第11話を除いて映像ソフト化は行われてない。
【UFO戦士ダイアポロン】の主題歌・あらすじ・登場人物・声優
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