宇宙パトロールホッパ
NET(現・テレビ朝日系)で1965年2月1日 - 11月29日に放送されていた東映動画(現・東映アニメーション)製作のテレビアニメである。
途中の27話から『パトロール・ホッパ 宇宙っ子ジュン』に改題になる。
放送時間は月曜19時 - 19時30分だが、この枠に東映動画アニメが放送されるのは初であり、その後『魔女っ子メグちゃん』まで10年8か月間に渡って東映動画アニメが続いていく(終了後も中断を置いて東映動画アニメは放送)。
前番組『ピーコック劇場』に引き続き、大丸デパートの単独提供で、本作より『大丸ピーコック劇場』という冠名称が付いた。
武装地球人に襲われて重傷となった少年ジュンが、ホッパ星の科学力でサイボーグとなり、宇宙パトロール隊の一員となって、宇宙や地球の平和を守るために戦う話である。
当初はホッパ星を中心としていたが、後に地球が舞台の中心となった。
月刊誌「ぼくら」に、1964年11月号から1965年12月号まで連載された。
連載当初は『宇宙パトロールホッパー』というタイトル(『パ』が伸びている)で、井上英沖が作画していたが、アニメ開始と同時に、アニメと同じ『宇宙パトロールホッパ』と改題し、作画も後藤みねおに交代、さらにジュンのキャラクターも一新された(ホッパ星人はアニメ同様)。
1965年7月24日、東映系の「まんが大行進」でTVブローアップ版(何話かは不明)が上映された。
同時上映は、『狼少年ケン』『少年忍者風のフジ丸』『スーパージェッター』『宇宙少年ソラン』の4本。
2005年4月20日に発売されたDVD-BOX「東映アニメモノクロ傑作選Vol.2」に、4話を選んで収録されたのが初のソフトである。
2015年6月にTCエンタテインメントの「想い出のアニメライブラリー」の一環として、全話がDVD-BOX化の予定。
開始後半世紀にしてようやく全話が映像ソフト化される。
放送時朝日ソノラマから発売されたソノシートのジャケット裏には、中央のジュン&パトロール隊員を囲むように、スポンサーの大丸デパートの支店が描かれていた。
当時、ジャケット裏にスポンサーの商品が描かれているのは、明治製菓提供の『鉄腕アトム』、江崎グリコ提供の『鉄人28号』などの様に、製菓会社がスポンサーの作品のみで、製菓会社以外のスポンサーが担当している作品では極めて珍しい。
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