ドラえもん(第1作)
藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』を原作としたテレビアニメである。
ファンからは、その後放送されたテレビアニメと区別するために「旧ドラ」、「日テレ(NTV)版ドラえもん」、「日本テレビ版ドラえもん」、「ドラえもん(旧)」などと呼ばれることがある。
半年間という当時としては比較的短期間の放送だったため、「不人気で打ち切り」という噂が一般説と化していたが、実際には元々2クールの放送契約であった。
低学年向けの雑誌に掲載された作品はページ数が少ない上にストーリー性が薄く、アニメ化すると尺が余ってしまうため、原作を元にしつつアニメオリジナルの要素を随所に入れていき、放送後半にはオリジナル要素がかなり増えたという。
当時は原作漫画の連載が開始されてから3年程度で、原作のストックも少なくすぐに使い終わり、放送が継続されていたとしても1年が限度だったという。
なお、原作不足のためテレビ用に書き起こしたオリジナル設定は原作者の承諾済みであったとされる。
当初、ドラえもんの声は富田耕生が担当した。
現在放送中のアニメ第2作とはイメージが異なるが、当時のスタッフは、ドラえもんというキャラクターに「世話好きなおじさん」というイメージを抱いていたことから、動物役なども多く演じていた富田に初めから配役するよう決めていたという。
放送局 日本テレビ系列 放送期間 1973年4月1日 - 9月30日 話数 52話/26回(15分2話完結) 組の対象年齢の引き上げと「世話好きなおじさん」然としたドラえもんの年齢イメージを下げることを目的に、ドラえもんの声を担当していた富田耕生を降板させ、2代目となる野沢雅子に交代するなどのテコ入れを図った。
これらのテコ入れの甲斐があもあり、徐々に視聴率も上がっていた。
収益自体も黒字で、放映期間を1年延長する予定もあったという。
現在では再放送はもとより、テレビ番組などで紹介されることは殆ど無い。
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