テレビアニメって楽しいよね

1963年から始まったアニメを紹介いたします。 概要・あらすじ・主題歌・登場人物・声優 wikipediaからなのでネタバレの危険がありあます!

海のトリトン


手塚治虫の漫画。


及び同作を原作としたテレビアニメ。


『サンケイ新聞』(現・『産経新聞』)に1969年9月1日から1971年12月31日まで新聞漫画『青いトリトン』として連載、1972年4月から9月末まで放送されたテレビアニメのタイトルは『海のトリトン』。


アニメが放送終了した1972年末に初めて単行本化されたときに原作も『海のトリトン』と改題された。


「トリトン」の名はギリシャ神話から引用こそしているものの、内容そのものはギリシャ神話とは何ら関連を持たない独創的なものになっている。


アニメ版のストーリーに比べて、トリトンが陸の人間として成長し、知識と武術を習得して海に出るまでを丹念に描き、水中でも息が出来るだけのようなトリトンが海の怪物にも等しいポセイドン族と互角に戦える理由を説明している。


ポセイドン族との抗争の他、トリトン族と人間との好意的とは言いがたい接触がストーリーのもう一本の柱になっている。


アニメ版の声優陣は青二プロダクションと東京俳優生活協同組合から起用された。


1972年4月1日から同年9月30日まで朝日放送制作で、朝日放送をキー局にTBS系列で毎週土曜日19時00分から19時30分に全27話が放送された。


本作より、この枠はTBS制作番組から朝日放送制作番組に変更になっている。


元々は連載終了後に、手塚治虫が手塚プロダクションでアニメ化する予定でパイロット版が制作された。


しかし、虫プロダクションの経営悪化に因る混乱の中、アニメ化の権利を手塚のマネージャーだった西崎義展が取得して、テレビ局への放送の売り込みに成功した。


西崎のテレビアニメ初プロデュース作品であり、富野喜幸(現・富野由悠季)の初監督作品となる。


アニメ版では原作にあったトリトン族と人間との関わりの部分を切り捨て、物語全体の鍵を握る「オリハルコンの短剣」を登場させて、圧倒的な敵を相手に戦闘が成り立つことを説明している。


本作は『鉄腕アトム』や『リボンの騎士』などとは異なり、虫プロの色である手塚治虫のスターシステムキャラクターは全く登場しなかった。


本作は富野喜幸の初監督作品として、守るべきものに追われる主人公、主人公たちが作る共同体、そうして最終話で明らかとなる「実はトリトン族こそが悪であり、ポセイドン族が善であった」という善悪逆転の衝撃のラストが後の『無敵超人ザンボット3』に繋がるとしてしばしば比較される。


本作は『宇宙戦艦ヤマト』以前に高年齢層に人気を博した作品で、アニメブームの先駆者として重要とされる作品である。


2001年9月21日、パイオニアLDCからテレビ版を全話収録したDVD-BOXが発売。


1970年代の再放送では本放送時と同じ状態で放送されていたが、近年の再放送や映像ソフトでは変更後のものに統一されている。


LD-BOX「海のトリトン パーフェクトコレクション」には、本放送時の第1話のオープニングとエンディング映像が特典として収録されている。


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